小5の妹が「絵を描く仕事がしたいが、どうすれば良いか」と言ってきた
小5の妹から「絵を描く仕事がしたいが、どうすれば良いか」という相談が来た。
極論、もう始めたって良い。
ただ、彼女の場合は何を書きたいのかも、どうやって描くのかもわからないので、まずはここから。
●いろんな人と会って話しましょう
●いろんな作品を見ましょう
●いろんな妄想をしましょう
●たくさん絵を描きましょう
●いろんな人と会って話しましょう
絵を描く人と会ったら、ざっとこんなことが聞ける。
・なぜ目指したか
・どうやってきたのか
・どんな成功や挫折があったか
・その時どうしたらよかったと思っているか
自分が目指したい方向は、いろんなデータを集めないと出てこない。
絵を描かない人なら、こんな感じ。
・絵を描く人をどう思うか
・人の絵や自分の絵をどう思うか
「絵を描く」ことを客観的に見れる。
また、描いた絵は見せなければ知られないし、
自分の絵の良い点/改善点もわからない。
●いろんな作品を見ましょう
・世の中にどんな表現手法があるか
・どういう感情がどう表現されているか
・その作品にどんな時代背景があったか
・その作品が世の中でどんな評価をされているか
世の中にすでにあるものを知らないと、
自分が好きなもの・嫌いなものもわからない。
新しいものも、なかなか生み出せない。
●いろんな妄想をしましょう
・なんで好きなんだろう/嫌いなんだろう
・これって○○っぽい
・これとこれって関連あるのかな?
・昨日の私はこの絵みたいな気持ちだったな
などなど、なんでもOK。
この妄想たちが、その時は何にもならなくても、数年後に様々な場面で、ふっと出てきて役立ってくれる。
●たくさん絵を描きましょう
・写実的なデッサンはもちろん
・目の前に写ったものでもOK
・なんとなく思いついちゃった何かもOK
描かなければうまくならないし、そのとき書けたものが今の実力。
描かなければ、見せるものもできない。
あとは、美大に行かなくてもヒットした人はいるけれど、
美大さらには芸大を目指した方が良い、私なりの理由を話してみた。
マラソンで例えると、
芸大に入れた方が、スタートを切った時に「ネームバリュー」で300mくらい有利なことが多い。
実際「みんなが目指す芸大に入る」という宿題を、ちゃんとやった結果が実ったという事実は、300m分の得があるべきだと思う。実績だもの。
芸大を目指して結果入れなくても、私美大に入れる可能性があって、私美大にいることで、200mくらいは有利なことが多い。
専門ももちろんOK。私は専門学校卒だし。
美大と同じくらいのことを学べた自信があるしね。
でも、最初から専門学校を目指しちゃうと、専門学校にも入れない可能性があるよ、というお話でしたv
まとめとしては、
ゲームをたくさんやるのも大事だけれど、
他にも考えると楽しいこと・やれることがあるよ!と提示してみた。
結果としては、任天堂に「どうやってスプラトゥーンの絵は3Dになっているのか」を問い合わせてみるというところに着地した。いいぞ、どんどんやれ。
子供が会社に問い合わせちゃいけないわけじゃない。
相手にされなかったら、それは妹の聞き方・姿勢・タイミング等が悪いだけなので、めげずにトライ&エラーしてほしい姉心です。
疑問や妄想を、どうにかしようとする探究心の追求が、いつか絶対に何かしらのクリエイティブを生み出すのだと思うのです。
しいては、どんな仕事にもどんなやりたいことにも当てはまる話だと思います。
以上!!